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九州・沖縄地方

小浜温泉(長崎県雲仙市)【開湯・歴史】

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雲仙岳西麓の海辺の温泉

「小浜温泉」は島原半島の西側、雲仙岳西麓の橘湾沿いの長崎県雲仙市小浜町にある温泉です。「雲仙温泉」が標高約700メートルの高地にあるのに対して、「小浜温泉」は橘湾の海岸沿いに広がる海辺の温泉です。海辺の大通り沿いに約30軒のホテルや旅館が軒を連ねています。

「小浜温泉」は泉質はナトリウム‐塩化物泉、30箇所の泉源があって豊富な湯量があり、源泉の温度は105℃と非常に高温です。

平成22年2月2日には日本一長いといわれる足湯「ほっとふっと105」が小浜マリンパーク内にオープンしました。源泉温度105℃にちなんだ105mの足湯には腰掛け足湯、ウォーキング足湯、ペット足湯や蒸し釜もあります。名物の「蒸し釜」では玉子や野菜を蒸す事ができ、持ち込みでも近くで販売しているものを購入しても利用できます。

小浜温泉足湯
小浜温泉足湯 / photo by toshifukuoka
小浜温泉足湯2
小浜温泉足湯2 / photo by toshifukuoka
小浜温泉蒸し釜
小浜温泉蒸し釜 / photo by toshifukuoka

小浜温泉の開湯・歴史

開湯の時期は定かではありませんが、和銅六年(713年)に編纂された「肥前風土記」には「高来の峰の西南より温泉の湧出するのが見ゆ」との記述があり、当時から既に高温の温泉として知られていた事がわかります。

さらに、寛永14年(1638年)には島原の乱で落ち延びた人々の傷を癒したと伝えられ、文政6年に来日したドイツ人の医者シーボルトは著書「ジパング」の中で「小浜温泉」について記述しています。

また、「小浜温泉」は海辺の温泉という事で夕陽が海の水平線に沈む景色が美しく、歌人の斉藤茂吉は「ここに来て落日を見るを常とせり海の落日も忘れざるべし」と歌を詠んでいます。

小浜の海
小浜の海 / Sea of Obama (Obama bay) / by KentaHayashi

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