中国・四国地方

こんぴら温泉(香川県仲多度郡琴平町)【歴史】

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By: yy
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金刀比羅宮の門前町に湧く温泉

「こんぴら温泉」は金刀比羅宮(ことひらぐう)の門前町である香川県仲多度郡琴平町に湧く温泉です。琴平町は江戸時代からこんぴらさんへの参拝客を迎えてきた町で、金刀比羅宮まで続く参道沿いを中心に宿場町として栄えてきました。

参道口から御本宮までは785段、奥社までは1368段の石段が続いており、参拝者は長くて傾斜のある石段を苦労して上って参拝しなければなりません。石段沿いには土産物屋、飲食店、旅館などが立ち並び、古くから参拝者向けの営業で賑わっています。

金刀比羅宮奥社
香川 琴平 こんぴらさん 奥社 / photo by yy

こんぴらさんへの参拝の歴史は古いのですが、「こんぴら温泉」の歴史は新しく、開湯は平成9年(1997年)になります。長くて険しい石段を往復して疲れた体を癒して欲しいと、1軒のホテルが源泉を掘り当てたのがはじまりで、その後周辺の宿泊施設にも提供される事になりました。平成20年(2008年)には新たな源泉もみつかり、現在では12軒の宿泊施設が温泉を所有しています。「こんぴら温泉」の泉質はナトリウム・カルシウム‐塩化物泉ほかで、日本の温泉100選にも選ばれる名泉となっています。

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