洞爺湖畔に湧く温泉
「洞爺湖温泉」は北海道南西部の蛭田郡洞爺湖温泉にある洞爺湖畔の温泉です。湖畔の南側に旅館、ホテル、飲食店や土産物店が建ち並んで温泉街を形成しています。
洞爺湖温泉の発祥と歴史
明治43年(1910年)、洞爺湖南方の有珠山の側火山である四十三山(よそみやま)、明治新山の噴火によって誕生したのが「洞爺湖温泉」です。噴火の影響によって洞爺湖岸に42℃の温泉が湧出しました。大正6年(1917年)には三松正夫、杉山春己、安西岩吉の3人が洞爺湖畔で熱湯の温泉が湧出しているのを発見し、温泉宿を開いたのが「洞爺湖温泉」のはじまりです。
現在は地下70~150mほどから温泉を汲み上げ、集中管理による配湯で温泉街全体に温泉を供給しています。「洞爺湖温泉」は札幌から車で約2時間、新千歳空港からは車で約1時間半の距離にあり、2008年には「ザ・ウィンザーホテル洞爺」にて「北海道洞爺湖サミット」が開催されました。
洞爺湖とは
「洞爺湖」は約11年前の火山噴火による陥没によって誕生したカルデラ湖で、東西11㎞、南北9㎞、周囲43㎞の日本最北の不凍湖です。湖の中央には噴火活動でできた大島、弁天島、観音島、饅頭島の4つの島があり、周囲には有珠山や昭和新山があります。「洞爺湖」は支笏洞爺湖国立公園内にあり、「定山渓」、「利尻富士」と共に「北海道三景」に指定されています。「洞爺湖」の名前はアイヌ語の「湖(トー)」、「岸(ヤ)」に由来しています。
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