湯の川温泉(北海道函館市湯川町)

北海道三大温泉郷の一つ

「湯の川温泉」は北海道南西部の函館市街地からも函館空港からも近い函館市湯川町にある温泉です。夜景が美しい事で知られる「函館山」からも車で約1時間で、空港及び市街地からも車で約10分の好立地の温泉地です。松倉川に沿って温泉街が広がり、海沿いの宿泊施設からは津軽海峡や函館山が臨めます。温泉地には22軒の旅館やホテル、長生湯、水寿湯、大盛湯の3軒の共同浴場があります。「湯の川温泉」の名前はアイス語の「湯(=温泉)」と「ベット(=川)」が合わさって「ユベツ」と呼ばれ、「湯の川」温泉となったと伝えられています。「函館の奥座敷」と呼ばれ、「定山渓温泉」、「登別温泉」と共に「北海道三大温泉郷」に数えられています。泉質はナトリウム・カルシウム‐塩化物泉、泉温は約65℃。


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開湯伝説

「湯の川温泉」の開湯は江戸時代の承応2年(1653年)にまで遡ります。当時、松前藩主の嫡子千勝丸が重病に陥った際に、千勝丸の母が湯の川に温泉が湧くとのお告げを受けて温泉を探させた所、現在の「湯の川温泉」が発見されたのがはじまりです。温泉で湯治をした千勝丸の病は忽ち治癒したと伝えられており、藩は御礼に薬師堂を再建したと伝えられています。薬師堂がある「湯倉神社」には今でも松前藩が贈ったとされる鰐口が保管されており、「千勝丸伝説」として語り継がれています。

 

函館戦争と榎本武揚

「湯の川温泉」は函館戦争、旧幕府軍と榎本武揚ゆかりの温泉です。旧幕府軍は薩長を中心とする新政府軍と函館の五稜郭で対峙しましたが、旧幕府軍の総裁榎本武揚は約250名の負傷兵を温泉で療養させたといわれています。武揚自身も戦争前に湯治に訪れたと伝えられており、湯川町北方の榎本町には「湯の川野戦療養所跡」があって町名は榎本武揚の名に由来しています。榎本は当時の際に「百尺(30m)ほど掘り下げたら熱いお湯が多量に出るだろう」と述べています。

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