日光国立公園鬼怒川流域の温泉
「鬼怒川温泉」は日光国立公園に指定されている鬼怒川上流地域にに広がる栃木県日光市の温泉です。
「関東の奥座敷」と呼ばれ、鬼怒川沿いに70軒ほどの宿泊施設が建ち並び、年間200万人以上の観光客が訪れます。
都心から特急列車で約2時間、日光宇都宮道路今市インターより約30分の距離にあります。
渓谷に流れる鬼怒川沿いに大小様々な宿泊施設、飲食店、土産物屋などが並んで温泉街を形成しています。
鬼怒川の名前の由来
「鬼怒川」の名前の由来は諸説ありますが、一説には一旦川が荒れるとまるで鬼が怒ったような流れになるのでその名が付いたともいわれています。
そうした急流を利用した「鬼怒川ライン下り」は観光名物の一つで、シーズンの4月から11月まで数多くの観光客が訪れます。
開湯の歴史
「鬼怒川温泉」の開湯は元禄5年(1692年)に地元の住民によって発見されたのがはじまりとされています。
当初は鬼怒川の西岸に湧出する温泉として村が共同管理し、「滝温泉」と呼ばれていました。
宝暦元年に日光奉行の管理になって日光の寺社領になると、僧侶や参拝に来た大名達のみが入れる温泉となりました。
しかし、明治2年には一般に開放されるようになり、その後鬼怒川東岸には新たに温泉が発見され「藤原温泉」と称されるようになります。
昭和2年(1927年)には「滝温泉」と「藤原温泉」を合わせて「鬼怒川温泉」と改称するようになり、現在に至っています。
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