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中国・四国地方

皆生温泉(鳥取県米子市)【歴史・由来】

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鳥取県西端の海辺の温泉郷

「皆生(かいけ)温泉」は鳥取県西端の日本海に面した弓ヶ浜の皆生海岸にある米子市の温泉です。東西1㎞、南北0.4㎞の範囲に温泉街が広がり、眼の前には雄大な日本海、東は秀峰大山が聳えています。温泉街地域は様々な名所として知られ、皆生温泉周辺地区が「都市景観100選」、弓ヶ浜は「日本の白砂青松100選」、弓ヶ浜海岸は「日本の渚100選」、皆生温泉の海辺から見る大山の方向から昇る朝日は「日本の朝日100選」、日本海に沈む夕日は「日本の夕日100選」にも選出されています。

皆生温泉
皆生温泉 / by Travel-Picture

また、弓ヶ浜は夏季は海水浴場となり、「日本の水浴場88選」にも選ばれています。

皆生温泉の開湯・歴史

開湯は明治33年(1900年)に皆生海岸の浅瀬から湧き出る温泉を漁師が偶然発見し、「泡の湯」と名付けたのがはじまりです。日本でも珍しい海から湧き出る温泉で、泉質は「ナトリウム・カルシウム塩化物泉」で「塩の湯」と呼ばれています。源泉数は19、泉温は85℃、湧出量は毎分4456.5リットルです。

皆生温泉の由来

また、「皆生温泉」の「皆生(かいけ)」とは「皆、生きる」という意味ですが、これにはその昔、出雲の稲佐浜から泡となった魂が流れ着いて、新しい体と心がよみがえったとされる言い伝えがあり、「皆生」という地名となったとされます。「皆生温泉」は黄泉がえりの地に湧く長寿になれる温泉として親しまれ、「皆生温泉神社」は長寿と健康にあやかれる神社として祀られています。

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