海底から湧き出る温泉
「北川(ほっかわ)温泉」は伊豆半島東海岸の大川温泉と熱川温泉の間にある国道135号線沿いの静岡県賀茂郡東伊豆町にある温泉地です。海岸沿いに旅館が立ち並んでいますが、大きな温泉地のような歓楽街はなく、小さな漁村に静かな雰囲気が漂っているこじんまりした温泉地です。温泉地としての歴史は新しく、昭和初期に地元の漁師が潜水をしている時に海藻がついてない岩場を見つけて調べたところ、高温の源泉が発見されたのがはじまりとされています。泉質は塩化物泉・硫酸塩泉。「北川温泉」の宿泊施設は伊豆東海岸からのオーシャンビューと地元の漁師が定置網漁で獲った新鮮な魚介類の料理が魅力です。
黒根岩風呂
「北川温泉」を代表する露天風呂といえば海沿いの岩場にある「黒根岩風呂」です。「黒根岩風呂」は海までほんの十メートル程度かと思われる波打ち際の露天風呂で、広大な大海原を眼の前に水しぶきを感じるほどの入浴が楽しめます。「アメリカまで見える露天風呂」、「伊豆大島が見える露天風呂」といったキャッチコピーがありますが、さすがにアメリカまでは見ることはできません。入口の管理室で入浴料金を支払いますが、「北川温泉」の指定の宿泊客は無料で入浴できます。「黒根岩風呂」は源泉温度は約70度の掛け流しの温泉で、3つの湯船があります。2つの岩風呂は混浴ですが、奥にある1つの円形の湯船は女性専用となったいます。また、夜間の一定時間には3つの湯船全てが女性専用になります。水着の着用は不可ですが、バスタオルを付けての入浴は可能です。
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