山鹿の奥座敷の温泉
「平山温泉」は熊本県山鹿市の市街地から西北へ約7㎞の静かな山里に湧く温泉です。
温泉郷には内野川と岩村川が流れ、川沿いに二十数軒の旅館や温泉施設が点在しています。
平山温泉の発祥・歴史
「平山温泉」の歴史は1200年以上前といわれ、平安時代末期にまで遡ります。
山鹿の奥座敷と呼ばれるのどかな田園風景が広がるこの地で当時皮膚病が大流行しました。
住民達は阿蘇大明神に祈願すると温泉が湧いたといわれています。
山が開けて谷が埋まって平坦地になって温泉が出現したといわれていますが、これが「平山」の名前の由来で、また「平山温泉」の始まりです。
住民達がその温泉に浸かるとたちまち皮膚病は治ったと伝えられています。
江戸時代初期には加藤清正が湯治に来て汗疹を治したとの逸話も残っています。
皮膚病に効能の高い温泉として知られていますが、その理由はpH9.5以上のアルカリ性単純硫黄泉の泉質にあります。
肌がツルツルになる「美人の湯」として人気が高く、近年では女性の観光客も多数訪れています。
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