宮沢賢治の故郷に湧く温泉
「花巻温泉郷」は岩手県花巻市西部の豊沢川と台川が流れる山間に点在する温泉の集まりです。
豊沢川の最上流には「新鉛温泉」、「鉛温泉」、中流には「山の神温泉」、「大沢温泉」、「高倉山温泉」、「渡温泉」、更に下流には「志戸平温泉」と「松倉温泉」があります。
台川沿いには「台温泉」、「花巻温泉」があり、「花巻温泉」の北東には「花巻北温泉」があります。
花巻温泉の発祥・歴史
「花巻温泉」は大正12年(1923年)に金田一国士氏が「台温泉」から引き湯して温泉リゾート地を開発しようとしたのがはじまりです。
宮沢賢治の故郷で、賢治や高村光太郎がこよなく愛した温泉地として知られています。
昭和2年に東京日日新聞社と大阪毎日新聞社が主催した「日本新八景」の投票では200万票を獲得しています。
温泉地は桜や松の並木道が整備され、賢治が設計した日時計花壇や450種、6,000株のバラが咲く5千坪のバラ園、カフェ、各種レジャー施設などを備えています。
現在では佳松園、ホテル紅葉館、ホテル花巻、ホテル千秋閣といった4軒の旅館やホテルが営業しています。
花巻には県内唯一の空港の花巻空港があり、東北自動車道と東北新幹線が通っていて、交通のアクセスは抜群です。
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