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東海地方

舘山寺温泉(静岡県浜松市西区)【日帰り入浴できる宿・施設】

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浜名湖北東岸の温泉地

「舘山寺温泉」は浜名湖北東岸の庄内半島にある静岡県浜松市西区舘山寺町の温泉地です。浜名湖に突き出た半島に温泉街があり、三方を湖に囲まれているので眺望は抜群です。温泉街には19軒の宿泊施設が立ち並んでいますが、いずれも大規模なホテルや旅館で総数で4千人以上が収容可能となっています。

浜名湖
浜名湖 / photo by Nao Iizuka

開湯は1958年(昭和33年)といまだ歴史は浅いですが、「舘山寺温泉」の名前の由来となった「舘山寺」は弘仁元年(810年)に弘法大師が開いたとされる歴史のあるお寺です。「舘山寺」は同じく庄内半島の先端付近の舘山寺超の奥の「舘山」の中腹にあり、門前に温泉街が広がっています。開湯以降は1969年の東名高速道路の全線開通に伴って利用客が増えるようになり、温泉周辺の観光やレジャーも急速に発展しました。

舘山寺
舘山寺 / photo by x768

4本の源泉

源泉は開湯当初からこれまでに4本が開発され、現在は1号源泉と2号源泉は利用しておらず、3号源泉と4号源泉が利用されています。1989年(平成元年)に開発された3号源泉は泉温23.7℃、毎分105リットルの湧出量の塩化物冷鉱泉ですが、これまでに徐々に湧出量が減少してきました。そこで、2007年(平成19年)に新たに4号源泉が開発されましたが、それは地下2千メートルも掘削してようやく湧き出た温泉でした。4号源泉は泉温33.7℃、毎分171リットルのナトリウム、カルシウムを含む塩化物強塩泉です。

浜名湖観光とレジャー


トイレ休憩 / naka_hide

「浜名湖温泉」の宿泊施設は浜名湖周辺の観光とレジャーの拠点として機能しています。宿泊施設から眺める浜名湖の景色も格別ですが、遊覧船で湖上を巡るのもお勧めです。また、浜名湖の湖上をまたいで温泉街の対岸の大草山の展望台まで結ぶ「かんざんじロープウェイ」の景色も最高です。ほかにも遊園地「浜名湖パルパル」、世界中の珍しいオルゴールを展示する「浜名湖オルゴールミュージアム」、浜名湖花博が開かれた「はままつフラワーパーク」、「浜松市動物園」など数多くの施設があります。

日帰り温泉・入浴

舘山寺温泉は収容人員4,200人の19軒の宿泊施設がありますが、その中でももしくはそれ以外でも日帰りで利用できる温泉が数多くあります。華咲の湯、山水館欣龍、サゴーロイヤルホテル、ニューいずみ館、ホテル九重(食事付のプランのみ)、堀江の庄、時わすれ開華亭、鞠水亭、さざなみ館、大草荘、浜名湖かんざんじ荘、風と月などです。

浜松市西区舘山寺の「華咲の湯」は静岡県下最大級の日帰り温泉施設で、風呂の総面積7,925平方メートル、風呂の総数は26カ所もあります。風呂は檜香(ひのか)の湯、石景(しゃっけい)の湯とダイダラボッチの湯の3つのゾーンに分かれており、7つの内風呂、12の露天風呂、2つの水風呂と5つのサウナがあります。檜香の湯には檜風呂、庭園の木漏れ日の湯、サウナなどがあり、石景の湯には自然石使用の露天風呂、シルクバスの内風呂などがあり、檜香の湯と石景の湯の2つのゾーンは月毎に男女が入れ替わります。ダイダラボッチの湯は男女それぞれに露天風呂、バイブラ湯、炭酸泉、寝湯、座湯、スチームミストサウナ、高温遠赤サウナなど9種類の風呂があります。ホテルウェルシーズン浜名湖は華咲の湯と同住所にありますが、両方とも遠州鉄道グループの経営となっており、ホテル宿泊者は宿泊者専用露天風呂「ひとと季の湯」の他に華咲の湯を無料で利用できます。

「ホテル鞠水亭」では展望露天風呂「星のせせらぎ」、「碧のやわらぎ」、展望風呂「鞠の湯」、「湖(うみ)の湯」が日帰りで利用できる他、別料金で予約すれば貸切露天風呂も利用できます。貸切露天風呂には本格ジャグジー「たわむれの湯」と畳敷きの露天風呂「木もれ日の湯」があり、50分間の利用となります。

「サゴーロイヤルホテル」では日帰り入浴で大浴場、露天風呂、湯上りサロン「館山」を利用できます。屋上の古代檜の露天風呂「飛天」からは地上40mからの浜名湖を見渡せる絶景が望めます。又、10階にある展望パノラマ大浴場には露天風呂が併設されています。日帰り入浴では屋上露天風呂は男性専用、10階の大浴場は女性専用となっていますが、宿泊の場合は昼夜で男女が入れ替わるので女性も屋上の露天風呂を利用できます。

「山水館欣龍」は創業大正8年の元料亭の老舗旅館で、舘山寺のすぐ近くにあります。日帰り入浴は11時から14時まで利用可能。大浴場は男性専用の「汰浪の湯」と女性専用の「華湖の湯」があり、いずれも総檜造りです。岩風呂と信楽焼の露天風呂からは浜名湖の内浦と大草山が望めます。旅館のすぐ隣は浜名湖遊覧船の舘山寺港のりばがあります。

浜名湖パルパルの西隣の堀江城跡ににある「かんざんじ堀江の庄」は全35室、宿泊人員153名の旅館です。日帰り入浴では1階の大浴場で男性は庭泉湯、女性は白泉湯を利用できますが、6階建ての屋上の展望露天風呂も利用できます。露天風呂からは浜名湖と遠州灘の景色を眺める事ができます。時わすれ開華亭は県道320号線の内浦交差点にある浜名湖畔の旅館です。浜名湖舘山寺美術館が併設されており、宿泊者は無料で利用できます。日帰り入浴では虹の大浴場、ジャグジー、寝湯、冷泉、庭園露天風呂、サウナの6種類の風呂が利用できます。

「浜名湖グランドホテルさざなみ館」は浜名湖畔の県道320号線動物園入口交差点付近にある全39客室のホテルです。浜名湖遊覧船フラワーパーク港のりば、浜松市動物園、浜松市フラワーパークがすぐ傍にあって、観光の拠点としても利用できます。日帰り入浴では3階に男女別の大浴場と露天風呂があって、露天風呂からは浜名湖を一望できます。大草荘は大草山にある総客室数14のやすらぎの宿です。日帰り入浴では10人ほど入れる内湯と5人ほど入れる庭園露天風呂があり、露天風呂からは山の景色と奥浜名湖を一望できます。又、日帰り入浴の利用者にはお茶とお茶菓子のサービスもあり、気遣いが嬉しい宿です。

「浜名湖かんざんじ荘」は標高110mの大草山の山頂にある絶景の旅館です。総客室数は30、駐車場は35台。日帰り入浴の場合は土日祝日のみ利用可能となっており、平日は利用できません。大浴場のパノラマ展望風呂は一面ガラス張りとなっていて、湯に浸かりながら浜名湖の眺望が臨めます。特に夕暮れ時の浜名湖の景色は絶景ですが、日帰りの場合は11時から14時までの利用となっています。宿泊者は貸切風呂も利用可能で、浜名湖パルパルの入園料が無料となります。

舘山寺温泉マップ

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