河口湖湖畔の温泉街
山梨県南都留郡富士河口湖町の河口湖温泉は平成4年(1992年)に河口湖北岸で開湯した比較的新しい温泉です。河口湖温泉には中央自動車道河口湖インターより河口湖方面へ車で約15分、又は富士急行線河口湖駅を下車。河口地区、船津地区、浅川地区には現在50以上の宿が点在し、温泉街を形成しています。
河口湖の5つの源泉
河口湖温泉は麓峰の湯、天水の湯、霊水の湯、芙蓉の湯、秀麗の湯の5つの源泉が湧出しています。河口地区の麓峰の湯はカルシウム・ナトリウム・塩化物温泉(アルカリ性・低張性低温泉)で泉温37℃。河口地区の天水の湯はカルシウム・ナトリウム・硫酸塩・塩化物温泉(低張性・アルカリ性・高温泉)で泉温45.2℃。浅川地区の霊水の湯はカルシウム・ナトリウム・硫酸塩泉・塩化物温泉(弱アルカリ・低張性高温泉)で泉温は43.2℃。船津地区の芙蓉の湯はカルシウム・ナトリウム・硫酸塩泉・塩化物温泉(アルカリ性・低張性低温泉)で泉温は39.5℃。船津地区の秀麗の湯はカルシウム・ナトリウム・塩化物・硫酸塩泉(低張性中性低温泉)で泉温28.8℃。
絶景の露天風呂
富士山の麓の絶好の自然環境から富士山と河口湖を眺めながら浸かる事ができる露天風呂を設けている湖畔の施設が多いです。富士山や周辺の自然環境は四季折々に変化するので、場所だけでなく時期によっても様々な景色の温泉が楽しめます。
河口湖のレジャーとイベント
又、河口湖周辺には富士山や河口湖の自然を生かしたスポーツやレジャーなど施設が充実しています。富士登山、湖でのマリンスポーツ、美術館や博物館があって、年間を通じてイベントも充実しています。初夏には河口湖湖畔ではラベンダーの花が咲き、ラベンダー祭りなるものも開催しています。他にも桜祭り、富士桜ミツバツツジまつり、ハーブフェスティバル、花火大会、河口湖湖上祭、紅葉まつり、河口湖樹氷祭などがあります。
河口湖の日帰り入浴・温泉
河口湖温泉には数多くの日帰り入浴ができる温泉施設があります。野天風呂「天水」、河口湖西川温泉「麗峰の湯」、河口湖温泉寺、富士健康センター、芙蓉の湯、桜庵などがあります。又、河口湖周辺では富士眺望の湯ゆらり、西湖温泉「いずみの湯」、ふじやま温泉、葭之池(よしのいけ)温泉、富士山熔岩の湯「泉水」、山中湖温泉「紅富士の湯」、山中湖平野温泉「石割の湯」などがあります。
富士河口湖町河口の麗峰の湯は河口湖北岸の猿まわし劇場東にある温泉です。麗峰の湯は河口湖温泉の4番目の源泉として2004年に開湯し、周辺の旅館にも源泉を提供しています。河口湖で源泉をかけ流しで提供する温泉として地元の人達が通う温泉です。露天風呂はありませんが、男女別の内風呂が2つずつあります。こじんまりした温泉であまり宣伝もしていない為あまり知られていませんが、良質の温泉として穴場的スポットとなっています。入浴料は500円で通常は管理人に支払うのですが、管理人が不在の時もあるのでその場合は入口にある料金箱に投入する事になっています。実は地下約1500mから源泉を汲み上げているというポンプが故障中との事で、平成23年6月より休業中となっている模様です。現時点では営業再開しているのか確認できていませんので御了承下さい。
ロイヤルホテル河口湖「開運の湯」は河口湖南岸の河口湖大橋へ向かう県道707号線の河口湖大橋南交差点を東へ向かった先にある河口湖湖畔にあります。河口湖まで徒歩30秒。源泉は河口湖町第2号源泉「芙蓉温泉」を利用しており、泉温は36.1℃です。日帰り入浴も受け付けており、入浴のみの場合は2時間で大人1,000円、子供800円で休憩所利用はできません。個室休憩室利用する場合の入浴は3時間で大人3,000円、子供1,000円。ホテルの前庭に堀を巡らして露天風呂を造っており、周りを板壁で覆っているので富士山や河口湖は見えませんが、日帰り入浴ではその露天岩風呂、東屋風の庭園風呂と御影石の内湯を利用できます。
富士河口湖町精進の山田屋ホテルは精進湖湖畔の県道706号線沿いにある客室数25のホテルです。日帰り入浴も可能で、大人800円、子供500円で10時から15時まで営業。ホテル1階にある大浴場「富望閣の湯」と精進湖と富士山の絶景が見える露天風呂「日乃出の湯」を利用できます。精進湖付近では写真愛好家が富士山と精進湖を撮影しようと湖畔に良く来ますが、日の出を目当てに早朝にくる場合もあります。山田屋ホテルでは貸切の展望風呂もあり、20分千円ですが早朝利用も可能です。
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