野沢温泉(長野県下高井郡)

毛無山の裾野に広がる温泉地

「野沢温泉」は長野県北部の標高1,650mの毛無山の裾野に広がる長野県下高井郡野沢温泉村にある温泉です。野沢温泉村には38の源泉、毎分1,700リットルの湧出量があり、泉質は弱アルカリ性で、泉温は42℃~90℃とされています。毛無山の裾野に温泉があるので温泉街は曲がりくねった坂道が多いですが、その坂道沿いに温泉宿、土産物屋や外湯・共同浴場が建ち並んでいます。「野沢温泉」は温泉はもちろん有名ですが、豪雪地帯として知られる野沢温泉村は冬には毛無山の裾野に野沢温泉スキー場に数多くのスキー客が訪れます。温泉宿とは別にスキー場周辺にはペンションや民宿がありますが、冬にはスキーと温泉の両方を利用する観光客も多いです。


DSC00843.JPG / ka2n


Nozawa spa – Ogama / tsuda

 

温泉の開湯

「野沢温泉」の開湯には諸説ありますが、いずれも歴史が古いです。まず、聖武天皇の時代(724~748)に行基によって発見されたとする説があります。次に、修行中の山伏が見つけたとする説もあります。また、養老年間(714~724)に傷を負った熊を猟師が追っていたら、熊が温泉で傷を癒していたのを発見したとする説もあります。湯治場としては江戸時代の寛永年間(1624~43)に飯山藩主であった松平忠倶が奉行を派遣し、浴場や宿を整備しました。藩主御用達の別荘を建て藩主が入浴しましたが、一般の人達にも入浴を許可する様になり、近隣から多数の湯治客が訪れるようになりました。江戸時代には24軒の宿泊施設があったとされています。

麻釜

「麻釜(おがま)」は野沢温泉のシンボル又は野沢温泉の台所とも呼ばれる源泉の湯だまりで国の天然記念物にも指定されています。「麻釜」とは文字通り麻を茹でる釜の事ですが、昔、麻を温泉で茹でて皮を剥きやすくしていたのが名前の由来です。「麻釜」は大釜、茹釜、円釜、竹伸釜、下釜と複数の湯だまりから構成されており、それぞれ温度や用途が異なりますが、全体では80~90℃近い熱湯が毎分500リットルも湧出しています。「麻釜」は地元住民だけしか利用できず、観光客は立ち入り禁止です。しかしながら、観光客でも見学は可能で、地元の方々が野菜、山菜や玉子を茹でていたり、地元特産のあけびづる細工に使用するあけびづるを「麻釜」に浸しているのを見学する事ができる観光スポットとなっています。近くの土産物屋では「麻釜」で茹でた玉子やもろこしなどを販売していますが、近くにある「湯らり」の温泉湯釜は観光客でも無料でりようできるので、購入した野菜や玉子を自分で茹でる事も可能です。又、「湯らり」には無料の足湯もありますし、温泉に入りたければ「麻釜」の源泉を引いた「麻釜(あさがま)の湯」に入る事もできます。

集印めぐり

野沢温泉観光協会では野沢温泉の観光スポットを巡る「集印めぐり」なるものがあります。「集印めぐり」では観光案内所やお土産店などで「集印帳」を1冊454円で購入し、各観光スポットに設置されている印を押します。印は「拓印方式」と呼ばれるもので、台に埋め込まれた印に集印帳の該当するページを押し当てて、付属のすりこぎ棒で紙のページの上をこすって印を写し取るというものです。こうした印を設置してある観光スポットは以下の通りです。集印台は全部で27カ所あり、10カ所以上集めると岡本太郎「湯」タオル、20カ所以上集めれば外湯巡り手拭い又は岡本太郎「湯」タオルがもらえます。

集印台設置場所: 大湯、滝の湯、麻釜の湯、真湯、上寺湯、熊の手洗湯、横落の湯、河原湯、新田の湯、中尾の湯、秋葉の湯、松葉の湯、十王堂の湯、温泉薬師堂、薬王山健命寺、湯沢神社、麻釜、唱歌「朧月夜」の歌碑(ふるさとの湯入口)、野沢菜発祥の碑(健命寺境内)、あけび細工はとぐるま(健命寺境内)、道祖神祭り(民宿湯沢裏)、道祖神(さかきや旅館前)、おぼろ月夜の館、野沢温泉小唄記念碑(麻釜)、ふるさとの湯、野沢温泉スパリ~ナ、シュナイダー広場

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