秋保温泉(宮城県仙台市太白区)

仙台の奥座敷の温泉

「秋保(あきう)温泉」は宮城県の名取川上流にある仙台市太白区秋保町湯元の温泉です。仙台市の中心部から西へ約20㎞の地にあり、兵庫県の「有馬温泉」、愛媛県の「道後温泉」と並んで皇室の御料温泉とされる「日本三大御湯」の一つとされています。又、同じ宮城県の「鳴子温泉」、福島県の「飯坂温泉」と共に「奥州三名湯(東北三名湯)」とされています。泉質は塩化物泉、単純温泉、硫酸塩泉などです。開湯は古墳時代後期の6世紀にまで遡るといわれ、第29代欽明天皇が在位していた西暦531~534年に登場します。当時、皮膚病に苦しんでいた欽明天皇は様々な治療法を試しますが一向に回復しませんでしたが、遠く名取川上流に湧き出る「秋保温泉」の湯をはるばる都まで運ばせて沐浴すると、数日で病が治ったといわれています。その効能に感激した天皇は、「覚束な雲の上まで見てしかな鳥のみゆけば跡はかもなし」と歌を詠んでいます。以後、「秋保温泉」は「御湯」の称号を賜り「名取の御湯」と呼ばれるようになり、朝廷の国司の役人などが療養や湯治に訪れるようになりました。戦国時代には伊達政宗が療養に訪れたともいわれ、江戸時代に入ると仙台藩主の湯浴み御殿が置かれて代々の藩主が訪れました。


磊々峡(仙台秋保温泉付近) / Sugawara / yuma

又、「秋保温泉」の周辺には名取川の両岸に奇岩が連なる「磊々峡(らいらいきょう)」、日本三大瀑布の一つで55mの高さから流れ落ちる「秋保大滝」、「二口峡谷」といった景勝地や「直下橋(硯橋)」などの名所があります。

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