阿蘇温泉郷(熊本県阿蘇市)

阿蘇山麓に湧く温泉

「阿蘇温泉郷」は熊本県阿蘇郡の阿蘇山周辺の山麓に湧くいくつもの温泉の集まりです。阿蘇山周辺には活火山である阿蘇山の恩恵を受けた良質の温泉が数多くあり、「阿蘇内牧温泉」、「阿蘇赤水温泉」、「白水温泉」、「栃木温泉」、「地獄温泉」、「垂玉温泉」、「湯の谷温泉」、「杖立温泉」、「岳の湯温泉」、「はげの湯」、「黒川温泉」、「万願寺温泉」といった温泉があります。「阿蘇内牧温泉」は阿蘇温泉郷の中で最大の規模で、阿蘇北部の大観峰南の田園地帯に広がる温泉です。約80ヵ所に源泉があり、泉温は40℃~48℃と入浴しやすい温度で、各所で源泉かけ流しの湯があります。温泉街には30軒ほどの宿泊施設と共同浴場があり、豊富な湯量を背景に発展しています。かつて夏目漱石、与謝野鉄幹、与謝野晶子夫妻も訪れた事もあり、漱石の小説「二百十日」の舞台にもなっています。


阿蘇・黒川旅行 / simanex

「地獄温泉」には旅館清風荘が1軒あるだけですが、清風荘には内湯、家族湯、混浴露天の「すずめの湯」、「露天岩風呂」、「仇討の湯」、「新湯」など多くの風呂が利用できます。「地獄温泉」の隣には源泉が異なる「垂玉(たるたま)温泉」があり、唯一の旅館「山口旅館」があります。山口旅館の目玉は何といっても滝を眺める事ができる露天風呂「滝の湯」で、烏帽子岳の中腹にある岩山「金龍山」から流れる「金龍の滝」を眺めながら湯に浸かる事ができます。「垂玉温泉」は約300年前に「金龍山垂玉寺」の修行僧によって発見されたと伝えられており、源泉は「金龍の滝」の滝壺にあり、地下水が地熱によって温められて湧出しています。「山口旅館」には他にも「天の湯」や「かじかの湯」など趣のある風呂があります。「栃木(とちのき)温泉」は阿蘇山西南麓の白川渓谷に湧く、渓谷の自然に囲まれた景勝地の温泉です。負傷した猪が湯に浸かって傷を癒していたのを猟師が見つけたのが温泉の発見といわれています。温泉地には自家源泉で豊富な湯量と様々な風呂を持つ旅館朝陽と歌人の若山牧水が訪れた荒牧旅館などがあります。

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